第64回景況調査 集計結果

景況感 サービス業その他で緩やかに改善


  【 景 況 感 】

 全業種平均の景況感では、「良い・やや良い」の数値は10.9%(前回調査12.3%)で1.4ポイント減少し、「悪い・やや悪い」の数値は51.9%(前回調査 53.9%)と2.0ポイント減少となった。 業種別における「悪い・やや悪い」は製造業で54.5%(前回調査51.8%)、卸小売業(飲食含)が56.3%(前回調査61.6%)、建設業が50.0%(前回調査50.9%)となった。  サービス業その他については、「悪い・やや悪い」が46.1%(前回調査52.3%)で6.2ポイント減少し、「良い・やや良い」は12.3%(前回調査10.4%)と1.9ポイント増加し緩やかな持ち直し傾向となった。

  【景気・売上高の見通し】

 この先の景況感予測では、全業種平均で「横ばい」が49.6%(前回調48.7%)で前回より0.9ポイント増加し、「少し悪くなる・最悪になる」が33.7%(前回調査39.9%)で、6.2ポイント減少、「かなり良くなる・少し良くなる」は14.4%で(前回調11.0%)3.4ポイント増加した。  また、この先の売上高予測においては「ほとんど変わらない」は49.6%(前回調査48.2%)で、1.4ポイント増加する結果となった。

  【 売 上 高 】

 対前年同期売上高では、「ほとんど変わらない」が36.8%(前回調査37.7%)と最も多く、次いで「1〜30%下落」が33.3%(前回調査30.3%)となった。  「ほとんど変わらない」では、建設業が46.4%(前回調査35.8%)で10.6ポイント増加、サービス業その他が36.9%(前回調査49.3%)で12.4ポイント減少、製造業では30.3%(前回調査19.6%)で10.7ポイント増加となり、卸小売業(飲食含)では「1〜30%下落」が最も多く42.3%(前回調査34.6%)で7.7ポイント増加する結果となった。

  【賃金引き上げについて】

 賃金引上げについては「賃上げを実施した」と「同水準を維持」が34.1%との結果となった。 「賃上げを実施した」では製造業48.5%、サービス業その他36.9%となり「同水準を維持」では卸小売業(飲食含)39.4%、建設業で37.5%の結果となった。

  【経営上の問題点】

 経営上の問題点については、全体では「仕入れ単価の上昇」が18.2%、「原材料・材料の高騰」15.2% 「従業員の確保」が12.2%となった。次いで、「電力料金の上昇」「経費の増加」「生産設備・店舗の老朽化」が上位になるなど、問題点は様々である。

  【 経 営 戦 略 】

 経営戦略については、「新規取引先の開拓」が18.8%と最も多く、次いで「合理化・コストダウン」が15.2%となり、経営上の意見・要望では「人材確保、人材不足解消に対する支援」が25.0%、「雇用関係助成金の充実」が16.0%、「融資制度等の金融面での支援の充実」が14.9%との結果になった。

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       (最新調査)
 卸・小売(飲食店含む) 71
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 サービス業その他 65
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