第63回景況調査 集計結果 − 全業種で悪化 卸小売業(飲食含)で大幅に悪化 − |
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【 景 況 感 】 全業種平均の景況感では、「良い・やや良い」の数値は12.3%(前回20.6%)で8.3ポイント減少し、「悪い・やや悪い」の数値は53.9%(前回41.1%)と12.8ポイント増加となった。 業種別における「良い・やや良い」は製造業で14.3%(前回調査10.9%)3.4ポイント増加、建設業で15.1%(前回調査7.7%)7.4ポイント増加しているものの、全業種で「悪い・やや悪い」が増加し、特に卸小売業(飲食含)で「良い・やや良い」が9.6%(前回調査44.3%)34.7ポイント減少、「悪い・やや悪い」が61.6%(前回調査32.9%)28.7ポイント増加と大幅に悪化する結果となった。 【景気・売上高の見通し】 この先の景況感予測では、全業種平均で「横ばい」が48.7%(前回調57.4%)で前回より8.7ポイント減少し、「少し悪くなる・最悪になる」が39.9%(前回調査27.1%)で、12.8ポイント増加し、「かなり良くなる・少し良くなる」は11.0%で(前回調査14.8%)3.8ポイント減少した。 また、この先の売上高予測においては「ほとんど変わらない」は48.2%(前回調査49.6%)で、1.4ポイント減少する結果となった。 【 売 上 高 】 対前年同期売上高では、「ほとんど変わらない」が37.7%(前回調査38.0%)と最も多く、次いで「1〜30%下落」が30.3%(前回調査28.7%)となった。 「ほとんど変わらない」では、サービス業その他が49.3%(前回調査39.7%)で9.6ポイント増加、建設業が35.8%(前回調査41.5%)で5.7ポイント減少、卸小売業(飲食含)が44.2%(前回調査35.7%)で8.5ポイント増加となり、製造業では「1〜30%下落」が最も多く44.6%(前回調査29.1%)で15.5ポイント増加する結果となった。 【賃金引き上げについて】 賃金引上げについては「賃上げを実施した」が36.8%と最も多く、次いで「同水準を維持」が34.6%となった。 「賃上げを実施した」では製造業57.1%、サービス業その他32.8%となり「同水準を維持」では卸小売業(飲食含む)36.5%、建設業で47.2%の結果となった。 【経営上の問題点】 経営上の問題点については、全体では「仕入れ単価の上昇」が17.8%、「原材料・材料の高騰」17.4% 「従業員の確保」が11.5%となった。次いで、「電力料金の上昇」「経費の増加」「受注量(額)の停滞・減少」が上位になるなど、問題点は様々である。 【 経 営 戦 略 】 経営戦略については、「新規取引先の開拓」が18.8%と最も多く、次いで「合理化・コストダウン」が15.2%となり、経営上の意見・要望では「人材確保、人材不足解消に対する支援」が27.2%、「雇用関係助成金の充実」が16.0%、「融資制度等の金融面での支援の充実」が12.0%との結果になった。 |
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